JR北海道が緊急事態宣言受け観光列車を運休 「花たび そうや号」「ノロッコ号」など

JR北海道は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて観光列車の運転を見合わせます。

JR北海道「富良野・美瑛ノロッコ号」(中村 昌寛/写真AC)
JR北海道「富良野・美瑛ノロッコ号」(中村 昌寛/写真AC)

2021年5月9日(日)に札幌市に対してまん延防止等重点措置が適用され、5月16日(日)からは北海道を対象に緊急事態宣言が発令されます。JR北海道によると、今後は利用客が減少することが想定されるため、観光列車については運休することにしたと説明しています。

宗谷本線の「花たび そうや号」は、予定していたすべての運転日について運転が取り止められます。釧網本線の「くしろ湿原ノロッコ号」、富良野線の「富良野・美瑛ノロッコ号」および札幌駅〜富良野駅間直通の特急「フラノラベンダーエクスプレス」は、6月30日(水)までの運転が取り止めとなります(詳細は下表を参照)。

【図表で解説】JR北海道 観光列車の運転見合わせ

そのほか、5月15日(土)から「HOKKAIDO LOVE!」を掲げて「ラベンダー」編成を導入する各方面の特急列車については予定どおり運転されますが、それに伴う各種イベントは実施が見送られます。中止となるイベントは、ラベンダー編成車内での乗車証明書の配布および、各駅で予定されていたお出迎え等のイベント(5月15日(土)網走駅、5月22日(土)函館駅、5月29日(土)釧路駅)です。あわせて、道南いさりび鉄道で5月22日(土)・23日(日)に予定していた「乗車記念カードのプレゼント」も中止となります。

また、すでに告知済みの内容として、特急「ライラック旭山動物園号」は当分の間、記念撮影などの車内サービスの提供が見合わされています。